「1年前に買ったアルファード、今売却すれば100万円プラスになります。残クレを組み直して新しい車に乗り換えませんか?」
こんな連絡がディーラーから来たら、正直うれしいですよね。でも、ディーラーは慈善事業で電話をかけてきているわけではありません。この記事では、営業側の狙いを整理したうえで、乗り換えるにしても損をしないために「先にやるべきこと」を解説します。
営業の狙い①:極上の中古車を仕入れたい
人気車種は中古市場で新車価格を上回るプレミアが付くことがあります。「1年落ち・低走行・ワンオーナー」の個体は、あなたに100万円還元してもなお、転売でそれ以上の利益が出る優良な仕入れ先なのです。
なぜ1年落ちの人気車種にそこまでの値が付くのかは、なぜアルファードは1年落ちでも高く売れるのか?で詳しく解説しています。
営業の狙い②:新車の販売実績とローン手数料
営業担当には新車販売とローン契約のノルマがあります。残クレを組み直させれば、新車1台分の実績と、数年分の金利手数料が再び手に入ります。
営業の狙い③:顧客の囲い込み
残クレの本質は囲い込みです。契約し直せば、あなたはまた数年間そのディーラーの顧客であり続けることになります。「得をした」という体験は、他社への乗り換えを防ぐ強力なフックです。
判断の前に「本当の相場」を確認しよう
ここが最重要ポイントです。ディーラーの提示する買取額は、あくまでディーラーにとって利益が出る金額です。「100万円プラス」と言われても、市場相場ではもっと高く売れる可能性があります。
ディーラーの提示額を鵜呑みにせず、一括査定で複数社の買取額を比べてから判断するのが鉄則です。差額が数十万円になることも珍しくありません。
「残クレ中なのにディーラー以外に売れるの?」という疑問には残クレ中の車はディーラー以外にも売れる?所有権留保の仕組みで答えています。また、一括査定の電話ラッシュが不安な方は連絡を最小限にして高く売る方法を先に読んでおくと安心です。
乗り換えるなら確認したい3つのこと
1. 次の車の納期
人気車種は納期が1年以上になることも。今売って納車が1年後では、その間の足がなくなります。
2. 新しいローンの条件
1年前より金利が上がっていないか、月々の支払額と総支払額がどう変わるかを必ずシミュレーションで比較しましょう。
3. 諸費用のリセット
登録諸費用や税金は乗り換えのたびに発生します。「100万円プラス」からこれらが差し引かれることを忘れずに。
まとめ:提案自体は悪くない。ただし相場を知ってから
常に新しい車に乗りたい人にとって、この提案が合理的なケースは確かにあります。ただし判断の順番は、①市場相場を知る → ②ディーラー提示額と比べる → ③ローン条件を確認する。この順番さえ守れば、営業の狙いに乗せられて損をすることはありません。
残クレを途中で終わらせる場合の精算費用が気になる方は、残クレを途中でやめるといくらかかる?もあわせてご覧ください。